なにかと荷物が多い高校生。「自転車通学の荷物どうやって持っていく?」問題、悩ましいですよね。前カゴや荷台があるママチャリでも困るシーンがあるのに、ましてや何も付いていないクロスバイクの場合、一体どうすればよいやら途方に暮れてしまいます。
そこで今回は、長子(女子)の高校入学時に散々検討した結果わが家で採用したリアキャリア(後輪の上部に取り付ける荷台)+自転車用バッグのスタイルをメインに、おすすめの方法やアイテムについて紹介しますね!

運営・エヌ田
実際にこのやり方で便利に通学しています。ご参考になれば幸いです!

※なお、ロードバイク通学の場合、本記事の説明が当てはまるとは限りません。街乗りに便利なクロスバイクと違い走りに特化したロードバイクはそもそも前カゴやキャリアが付けられない構造であることも多いためです。
高校生クロスバイク通学の荷物に関する悩み
そもそも荷物が多すぎる
高校生の荷物は教科書類に加えてお弁当、水筒、美術や書道などの道具、部活用シューズ&ウェアなどで、大きく・重くなりがち。 それらを全てリュックだけに入れて持ち運ぶと不安定になるので、安全面からおすすめできません。

運営・エヌ田
ふらつき防止のため、重い荷物は分散して運ぶのが◎!
サブバッグなどを肩からかけて走行するスタイルも安定性に欠け、よくないです。
特に、部活アイテムが多いという子には、カゴやバッグ的なものはマストです!
高校生の自転車事故の多さについてはこちらの記事の前半で詳しく解説しています
高校生クロスバイク乗りたがる問題
もちろん前カゴもリアキャリアも標準装備のママチャリ(シティサイクル)なら、ほとんどの子がプラスリュックスタイルで通学可能ですが、高校生はクロスバイクに乗りたがりますよね(ママチャリにしか自転車通学許可が出ない学校のもあるので、新入生は要確認ですが)。

運営・エヌ田
クロスバイクはなんせ速いし、かっこいいから
以上の2点から、通学用自転車としてクロスバイクにカゴなりバッグなりの取り付けを検討するご家庭が多いのでは。
カゴやバッグを付けるにはリアキャリアが必要
クロスバイクにカゴやバッグを取り付けた方がいいとはいえ、実際に入学してみないと、どのくらいのスペースがあればいいのか、どんな形状のものが適しているのかなど、わからないことも多いですよね。

前カゴはハンドルが振れやすい
自転車購入時「前カゴのついたクロスバイクを選ぶ」「前カゴを取り付けてもらう」という案もひとつだと思いますが、車輪が細いクロスバイクの前カゴに重い荷物を入れるとハンドルを取られふらつきやすくなるため、荷物が重い子の場合最善の選択肢ではありません。

運営・エヌ田
荷物がそこまで重くないなら前カゴも便利
なお、前カゴにはキャリアをつけて固定するタイプと、アタッチメントでつけ外しができるタイプとがありますが、おすすめは固定するタイプです。執筆者自身、これまでにアタッチメントタイプのカゴを2度使ったことがありますが、2度とも自転車が倒れた際にアタッチメントが破損してしまいました。。。短い命でした。
荷物はリアに積めばより安定!
一方、リア(後ろ)に荷物を積めば、ハンドルが振れることはありません。
リアに荷物を積む方法としては、一般的に
- 取り付けたリアキャリア(荷台)の上に直接荷物を積載する
- リアキャリアに後ろカゴを固定する
- リアキャリアに自転車のリアバッグを取り付ける
という3パターンが考えられます。

運営・エヌ田
そう、いずれの場合も、リアキャリアの取り付けがマストになってくるんです!
迷ったら、リアキャリアを付けておこう

どのスタイルが合っているのか実際に自転車通学をやってみないとわからない時には、ひとまずリアキャリアだけ付けておくのがおすすめ。
リアキャリアさえあれば、百均のゴム紐や網を使うことでバッグを固定して運べるので急に大荷物を運ぶことになっても慌てずにすみます。

運営・エヌ田
リアキャリアさえあれえば、どんなカゴやバッグを取り付けるか、あとでゆっくり検討できます
リアキャリアはネットで注文して自分で取り付けることもできます。ただ、自転車のタイプによっては取り付けられないことや合わないことがあるので、よくわからない時には自転車を購入したお店で頼むのが一番おすすめです。
リアキャリアにストラップが付いたこちらのようなタイプならゴム紐などを買う必要もなし!
・Amazonでの「リアキャリア」の商品一覧ページはこちら
リアキャリア+自転車用バッグを使ってみた感想
筆者の家庭では、高校生の長子が実際にクロスバイク+リアキャリア+リアバッグというスタイルで自転車登校しています。
はじめはカゴを付けるかバッグにするか迷ったのですが…
- カゴは一度つけてしまうと「これじゃない」と感じたときに外すのが手間
- バッグは取り外しできるがゆえ、駐輪中に盗難のリスクがある
というメリットデメリットを考え合わせ、デザインはまぁまぁで比較的安価なリアバッグをネットで探し、試しに付けてしばらく様子を見ることにしました。

運営・エヌ田
結果、盗難されてもダメージの少ない安め(3000円台)のものでも1年以上問題なく使用でき重宝しています! ただ、ちょっと色褪せてはきたかな…
※現物を撮影して画像をアップしたかったのですが、珍しいタイプなので特定を防ぐため、控えさせてください
実際に使ってわかったリアバッグのメリット
- 取り外しが簡単…不要な日には外して登校できます。ほかの自転車でも使える。
- フタが閉まるので荷物が揺れない…カゴと違って走行時に荷物が飛び出す危険性なし
※カゴの場合、網やゴム紐と併用するのがおすすめです。
注意点・デメリット
- タイプによっては合わない可能性も…自分の自転車のキャリアに取り付けられるサイズであることを確認のうえ購入しましょう

運営・エヌ田
走行時に万一ヒモ等を巻き込むと非常に危険です!
- 「ウーバーイーツ」というあだ名が付きがち…形状によりますが長子はいじられていますW

運営・エヌ田
むしろ進んで自称してます笑
おすすめの自転車バッグをピックアップ
以下、わが家の長子が使っているリアバッグと似たものや、デザインがオシャレなもの、ネットでの評価が高いものなど3つのアイテムをピックアップしてご紹介します!

運営・エヌ田
容量的には10Lほどあれば大きめ水筒プラス部活シューズ、ウエア程度が入ります(形状にもよるかも)
ROCKBROS 多機能リアバッグ(9〜12L)
手頃な価格のリアバッグ。両サイドが開いて拡張するので重宝します! また、上部にバンジーコードがあるので大きめの水筒やレインコートなどをくくりつけて運ぶこともできますよ。
<おすすめポイント>
- 大きすぎないサイズ感。幅を取らずにスリムなのに大容量
- いざというとき、拡張させればさらに荷物が入る
・同商品のAmazonの商品ページはこちら
P-115パニアバッグ(オーストリッチ)
日本のメーカー「オーストリッチ」のパニアバッグ。アウトドア向きですが通学でも便利に使えそうです! 12.5リットル×2個の大容量で助かりますね。
なお、パニアバッグとは車輪の横(片側or両サイド)に取り付けるタイプのバッグ。リアバッグ同様、リアに取り付けたキャリアに引っ掛ける必要があります。
<おすすめポイント>
- 旅行用に使えるサイズ。計25リットルの大容量
- パニアバッグなのでリュックに干渉しにくい
- 意外と安い!(公式サイトの表示で9570円、Amazonではもっとお得)

運営・エヌ田
ダチョウのあしらいがかわいい
5.1リットル×2個のハーフサイズもあり、むしろ通学にはこちらの方が適したサイズなのですが、ダチョウのかわいさに惹かれてご紹介しました!
・同商品のAmazon商品ページはこちら
・ハーフサイズのAmazon商品ページはこちら
GORIX(ゴリックス)自転車 キャリアバッグ GX-BCA(8L)
GORIXは大阪本社の自転車パーツブランドだそう。推しポイントは、防水であること! わが子のバッグは便利とはいえ防水ではないので、買う時にもう少し調べればよかったかなぁ…? とちょっとだけ後悔しています
<おすすめポイント>
- 防水撥水加工でしっかりした造り
- 3000円台とお手頃価格
・同商品のAmazon商品ページはこちら
[番外編]自転車用エコバッグ「BIKEZAC」も便利
最後に、著者が普段実際に使っている自転車のリアキャリアにつけるタイプのエコバッグ・BIKEZACもご紹介。普段愛用しているフェリシモの大型のリュック式エコバッグだけでは足りない大量の買い物の際、活躍しています。
BIKEZAC-2.0- TEAL(COBAGS)



BIKEZACはデンマーク コペンハーゲンで誕生した軽量自転車用バッグ。サイドのデンマーク国旗柄のタグがオシャレです♪
おすすめポイント
- 折りたたんでバッグに入れて持ち運べる
- 必要に応じてつけ外しができる
- 容量大きめ!
こちらお値段も手頃でたくさん入るので、通学時の緊急用にひとつ購入しておくと便利かと思います。
Amazonの「BIKEZAC」商品一覧ページはこちら

運営・エヌ田
なお、私の愛車はすでに廃盤になったGIANTのミニベロです。見た目に反してグンっとスピードが出るのでお気に入り
総括。
- クロスバイクでの通学では荷物の運び方が難しい
- リュック+リアキャリア&自転車用リアバッグが便利!
- リアキャリア+カゴ、リアキャリアに直接載せる方法もあり
- 荷物少なめの人はキャリアに固定する前カゴという選択肢も
ここまで読んでくださった方のご家庭でもそれぞれ最適なスタイルが見つかって、楽しく高校に通えますように!