早良区・西区の境界を国道202号線が貫く原〜小田部〜福重近辺は、福岡市でも指折りのとんこつラーメン激戦区。今回はそのなかでも中学生・高校生向けにお得な学割ラーメンを用意する有名店「一心亭 小田部本店」にお邪魔してみました。中学生の第二子が実際に学割ラーメンを食べてみた感想をお届けします！
運営・エヌ田
おいしいとんこつラーメン店がひしめく「福重ラーメン街道」、どこで食べるか迷ってしまいますよね
場所は「小田部」交差点から西に進んですぐ
「一心亭 小田部本店」は、国道202号線小田部交差点からすぐの場所にあります。地下鉄駅からは遠いのでアクセスには車が便利。天神方面から糸島方面に向かって進み、左側です。
訪れたのは土曜日の昼12時半ごろでしたが、数組の順番待ちの列ができていました。
紙に名前を書いたりするシステムではなく、エントランスの前でシンプルに列に並んで待ちます。「お支払いは現金のみ」という表示があり、思わず財布の中身を確かめました（大丈夫でした！）。
店内を覗くと想像よりも広く、カウンターとテーブル席が数席。
回転が早いので、10分も待たずに2人がけのテーブル席に座ることができました！
「学割ラーメン」は中・高校生のみ注文OK
席に座って、さっそくメニュー表をチェックすると…ありました！ 「学割ラーメン」！
550円也。最安の「長浜ラーメン」が680円ですから、130円もお得です♪
学割ラーメンを注文できるのは中・高校生のみで、
- 学生服で来店
- 学生証提示
いずれかの方法で確認するようです。
筆者はオーソドックスな「長浜ラーメン」と餃子、子どもはもちろん「学割ラーメン」をオーダー。無料サービスの漬物を取りに行くなどしていると、ほどなくして注文の品が運ばれてきました！
一心亭 小田部本店の「長浜ラーメン」
まずこちらが、「長浜ラーメン」。これぞとんこつ！ という食欲をそそる香りが、九州人にはたまりません。
紅生姜やゴマはあとからトッピングしたもの。ほか、各テーブルに替え玉の際に入れるタレ、コショウなどもありましたよ。また、お漬物コーナーにはニンニクすりおろしもあったので、好みで入れると良さそう。なお辛子高菜は入れ替えのタイミングだったのか、この日のこの時間帯にはありませんでした。
さっそくスープから食してみると、クリーミーなあっさり系。とんこつ感がしっかりとありながらも、クセやくさみはありません！ おいしいです！ 飲んだあとの〆やおやつにもよさそう。
麺は“ザ・長浜ラーメン”なストレートの細麺。あっさりとした昔ながらのチャーシューと高相性です！
皮パリパリ、中身ジュージーの餃子も絶品！
一緒に頼んだ餃子はこちら。
ひと口大の博多餃子とは違って一般的な大きさです。これで300円って安くないですか！？
皮はパリパリ、あんはジューシーでこれまた美味。酢醤油とラー油でいただきます。
学割ラーメン・長浜ラーメンはほぼ同じ
さて、気になる学割ラーメンはというと、こちらのようなビジュアルです。
写真を撮るのをすっかり忘れていて、すでに口をつけたあとで失礼します。
一見、長浜ラーメンと同じに見えます。何か違うのでしょうか？ お会計のときに聞いてみると…
スタッフさん
長浜ラーメンから、キクラゲを抜いています！
確かに！ キクラゲがないっ！ 言われるまで気づきませんでした。間違い探しレベルで似ています。
わが子
キクラゲが苦手なのでむしろ嬉しいです。おいしかったです！
平日夕方のタイムサービスもお得！
なお、平日の夕方18時から20時30分までは「夕方のタイムサービス」として、「長浜ラーメン」が550円に、「餃子」が250円になるなど、全体的にお得な価格での提供となります。
一方、「学割ラーメン」はこの時間帯でも550円なので、平日夕方ならキクラゲ分「長浜ラーメン」の方がお得ということになりますね！
この物価高で、ラーメンに1000円近く払うケースが増えた感がありますが、800円でラーメン＋餃子まで食べられるなんて、なんてお得…！ 本当にありがたいサービスです。
一心亭 小田部本店、ぜひ家族で食べに行こっ
おいしくてお得なサービスがいっぱいの一心亭 小田部本店は、
- お財布が厳しいけれど家族で外食したい！
- 長浜系のラーメンが好き
- あっさり系のとんこつラーメンが好き
といった方にとってもおすすめです。
気になるポイントをあえて挙げるとすれば、アクセスになるでしょうか。天神や博多と違い便利なロケーションとは言いかねるため、自転車で行ける距離ではない場合、中高生だけでは行きづらそうです。
運営・エヌ田
やはり、家族そろってドライブがてらワイワイ訪れるのがぴったり！
中高生になると食費がかさむので、学割の存在はありがたい限りですよね。
また、駐車場が狭めなので、休日のお昼時にはすぐ満車になります。今回私たちも近くのコインパーキングに停めました。ですが、観察しているとタイミングによっては2台くらい同時に空いたりすることもあったので、これは運ですね。
202沿いのラーメン屋さんってどこもこんな感じです。
詳しい場所
最後に完全に余談ですが、国道202号線と聞くとKANさんの「青春国道202」を思い出します。高校生の頃よく聴いていたのに、この202号線のことを歌った曲だったことはかなり後になって知りました。202、筆者にとっても学生時代の青春国道だったのでかなり親近感です。
●学割のある福岡市内のほかのお店の記事はこちら
